米子市公会堂の利用促進の会・第2回

 昨日、米子市の主催により、第2回目の「利用促進の会」が開催されました。
この会は、改修後の米子市公会堂により多くの人が集まり、まちのにぎわいに貢献するために、米子市と市民が協同で検討する会議です。

今回は、参加者が準備した3つの提言が示されました。次回以降に内容を深めて討議する予定です。
主な協議内容をまとめましたのでご覧のうえ、ご意見をお寄せ下さい。

 米子市公会堂利用促進の会 第2回討議内容


日時:2011年日 19:0−20:30

場所:米子市役所第2庁舎 2階会議室
出席者:米子市文化協議会を中心とする利用者・建築家ら1名、米子市役所文化課


1.当会の位置づけの確認

(座長より市当局に質問)

・当会の座長が、市役所内部の公会堂プロジェクトのメンバーであるか否かを確認したい。



(市当局からの回答)

・市役所の内部プロジェクトは、チームリーダー企画部長、サブリーダーが教育委員会事務局長で、所管が文化課となっている。

・当利用促進の会はプロジェクトとは別の位置づけである。

・当利用促進の会は、市の方針である「利用促進」について、文化団体と話し合っていろいろな利用の仕方の検討する会である。

・利用の仕方を検討する中で、改修内容についても提案が出ると考える。その提案は、プロジェクトにも伝えることを約束する。

・座長の役割のひとつは、当会の検討内容をまとめあげることである。

・また座長には、プロジェクトのリーダーに何回かは会って話を伝えていただきたいと思っている。

・設計者が決まった後、座長が設計者に直接市民の考えを伝える方法も考えられる。



設計業者選定の進捗状況

・プロポーザル方式で設計業者選定したいと検討を進めているが、まだ確定ではない。

・プロポーザル方式は米子市にとって始めての取り組みであり、試行錯誤の部分も多い。今回成功すれば、今後の米子市にとって大きな一歩となる。

・特に、審査員の確定が課題となっている。

・いずれにせよ、26年3月の供給開始スケジュールを最優先に取り組んでいる。

・設計業者としては、ホール設計の実績がある業者を選定したい。



.重要文化財化について

(参加した建築家からの要望)

・米子市公会堂は重要文化財化の可能性もある。その可能性をつぶさないよう、高いレベルの設計者に設計いただき、また、文化庁とも改修内容を相談して欲しい。



(米子市からの回答)

・これまでにも文化庁に問い合わせしているが、築50年程度の近代建築は、調査もされておらず、国内での評価が定まっていない。

・現段階では、「重要文化財化に何が必要か」は明確にならないと思われる。



.公会堂ワークショップからの提言

資料「米子市公会堂の利用促進のための改修提言」 (7.1MB)

(参加者からの提言)

・米子市公会堂市民会議が中心になり、これまで5回にわたって利用促進案を考える公会堂ワークショップを実施してきた。

・そこでまとめた内容を提言する。

(1)重要文化財化を目指そう

(2)プロポーザル方式等でレベルが高い設計者を選定しよう

(3)このワークショップで市民がまとめた成果物を設計業者にも伝えて欲しい

(4)設計プロセスの途中で構想を市民にも伝えて欲しい

(5)改修にあたって考慮いただきたい点

  ・建築だけでなく敷地全体のトータル空間を「市民の広場」として賑わいにつなげる

  ・管理等部分にコミュニティカフェ等、若い世代から集える施設を置く

  ・広場はフリーマーケットや野外コンサートが可能なイベントスペースとして活用する

  ・周辺駐車場も活用し、まちを歩く動線を重視する

  ・ホワイエもミニコンサートやギャラリー等のイベントスペースとして活用する

  ・女子トイレの設置などやさしい建築にする

  ・ライトアップなど、夜間の賑わいも工夫する

  ・結婚式など市民の祝典イベントを行う



トイレの改装に関する意見交換

・和式、洋式の種類および、トイレの数を増やしたという点について、参加者と市当局との間で意見交換した。

・衛生面から和式を望む人もいる。

・子供や、腰が悪い人など洋式しか使えない人もいる。

・現在は特に女性用の数が少ないので、演奏会の休憩時間にタイムオーバーする。

・快適性と省スペースとトイレの数の両立が難しい。

メーカー設計者がデータを持っているので、そこに相談すると良いだろう。



.公会堂改修案・図面からの提言

資料「公会堂改修図案」

(参加者からの提言)

・耐震問題が明らかになる前に、「米子市公会堂の充実を求める会」にて、利用者からのアンケートを実施し、それを元に改修図案を作成した。

・意匠を守るため、建物になるべく手を加え、増築も目立たせないないように留意している。

・改良点は以下の通り:

  ・現在の駐車場の一部を広場に変え、広場を広げ。周辺駐車場利用を前提としている

  ・管理棟の裏側を増築し、集会室とトイレを増やした。

  ・現在は楽屋棟3階のリハーサル室を管理棟の1階に移した

  ・ホワイエのトイレを工夫した。

  ・楽屋棟の通路をなんとか広げたいが、鉄骨柱との兼ね合いがあり、はっきりデザインできない。

・公会堂前の広場をシンボル化したい。

  ・広場に名前を付けたらどうだろうか?

  ・村野先生らしい数奇屋風の日本庭園を取り入れることも考えられる。  

  ・野外ステージも良いと考える。

  ・「音の庭」のようなイメージも考えられる。


.公会堂改修案・図面からの提言

資料「新生米子市公会堂についてのアンケート回答」

(参加者からの提言)

・5月と6月に、米子市文化協議会ホール部門と公会堂市民会議参加者を対象に、新生米子市公会堂についてのアンケート調査を実施した。

・その結果をまとめたので、今後の当会の参考資料として欲しい。

・ワークショップの提言と違う点は、現状の問題点が、利用者の視点でより具体的に指摘されていることである。

・要望される設備や備品についてもとりまとめている。



外壁レンガタイルについての要望

(参加者からの提言)

・建築当時、建設業者の事務局として、公会堂の現場に参加していた。

・村野氏は当時、「山陰の石見の赤瓦はすごい。200年経っても色を失わない。」と感銘を受け、石見の業者にレンガタイルを特注して公会堂の外壁とした。

・ところが原因は不明だが、公会堂の外壁のレンガタイルは、10年ほどで色あせてしまった。

・村野氏の想いを汲み取り、改修にあたっては、レンガタイルの色を復活させて欲しい。


.次回の予定

・次回は  7月20日()19:00〜、米子市役所第2庁舎

   ・今回資料が示された3つの提言について、参加者が意見を掘り下げ討議する場としたい。

   ・事前に内容を確認いただき、資料を持参して欲しい。
・次々回は 日(水)19:00〜、米子市役所第2庁舎

以上

 

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